ニキビや水疱瘡跡の凹んだ傷跡、リストカットの傷跡、また事故やケガの傷跡修正まで様々。形成外科専門医・美容外科専門医の院長が行う安心の傷跡治療。神奈川県藤沢市の安心と信頼の個人美容外科・形成外科・美容皮膚科|ヒルズ美容クリニック

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傷跡修正(
      傷跡をキレイに!)

傷跡修正の経過

適応

ケガや事故の傷跡、他院で受けた縫合創が汚く“縫いなおしたい”、傷が引きつれて痛い、リストカットの跡、水疱瘡の跡、ニキビ跡、帝王切開の傷跡などでお悩みの方。たくさんの傷跡修正を行っていますのでご相談下さい。

方法

◆はじめに…形成外科の縫合技術(真皮縫合)とは

形成外科では何層にも傷を縫い上げるのですが、その一つのテクニックに真皮縫合があります。
イラストに示すように、表皮のすぐ下の組織である真皮を縫合することで後々傷が目立たなくなります。形成外科では施術の随所にこの“真皮縫合”を行っています。

縫合イラスト1 縫合イラスト2 縫合イラスト3 縫合イラスト4

【真皮縫合をおこなっていない〜一般外科の縫合】

外科の縫合1 外科の縫合を頭部からみた写真

止血目的の応急処置のためラフに縫ってありました。頭部から見ると縫った箇所に段差が生じています。

【真皮縫合をおこなっている〜形成外科の縫合】

     
外科の縫合1 形成外科の縫合

BEFORE

AFTER :真皮縫合後

     
外科の縫合 形成外科縫合

BEFORE

AFTER :真皮縫合後

右の写真は表皮の下の真皮組織に糸をかける“真皮縫合”を行っています。
細かく縫い上げるほど術後の経過が良くなり、傷跡が目立たなくなります。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

◆Z形成術

形成外科専門医の手技を最大限に生かし、Z形成術やW形成術などを行い、細かく2〜3層に縫いなおします。更に皮膚表面は透明の糸で2〜3mm間隔で縫いますので、傷跡は目立ちません。抜糸は5〜7日目で行います。

傷のせいで、拘縮(ひきつれ)が生じた場合、A点とB点の距離が短くなり、動きに制限が生じます。そのような場合はZ形成術を行い引きつれを取り除きます。
Z形成術は傷跡修正の他にも、「目頭切開」や「陥没乳頭の治療」など様々な治療に役立ちます。

Z形成術1 Z型成術2 Z型成術3 Z型成術4

◆連続Z形成術

連続Z形成術

(例)帝王切開の後、傷跡がひきつれたり、痛みを伴っている場合や、手首にできた傷跡がひきつれを起こし、手首の運動に制限をきたしたような場合にもZ形成術は有効です。

◆連続W形成術

Z形成術

ほほなど顔の「曲面」に傷跡がある場合、皮膚のシワに直角に交わるような傷跡がある場合などに有効な治療です。傷跡の一部をしわに沿った傷跡に変換することで、傷跡は目立たなくなります。

12 w 14

BEFORE

W形成術(デザイン)

AFTER :施術後4ヵ月

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

傷跡修正後のケア

  • 黄色人種の場合、ある一定期間(3〜6ヶ月)ですが、傷が赤くなることがあります。
    傷跡修正を行った場合は、肌色のテープをはって、傷に緊張が加わらないようにすると、
    より一層傷跡が目立たなくなります。
  • よく皮膚表面を縫わずにボンドを使う方法もありますが、かえって傷が目立つこともありますので、
    ヒルズ美容クリニックでは一切使用いたしません。

症例1: 左の目尻の傷跡(できものが化膿した後の傷跡)の修正

右頬の傷跡施術前 右頬の傷跡施術後1ヶ月

BEFORE

AFTER :施術後1年

この症例はできものが化膿した後の傷で、真皮縫合によりほとんど目立たなくなりました。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例2: 水疱瘡の凹みに対する修正(耳介軟骨移植)

施術前 目をつぶった時

BEFORE

BEFORE:眉間にシワを寄せた状態

施術前デザイン デザインの目をつぶった時

デザイン

眉間にシワを寄せた状態

耳介軟骨

耳介軟骨は耳の後ろから採取しますので、表面に傷はつきません。凹みの大きさによって採取する軟骨の大きさは変わります。

耳介軟骨

施術前 5ヵ月後

BEFORE:通常の状態

5ヵ月後:通常の状態

眉間にシワを寄せても皮膚は凹んでいません。

目をつぶった時 5ヵ月後眉間にシワを寄せた時

BEFORE:眉間にシワを寄せた状態

5ヵ月後:眉間にシワを寄せた時

傷跡の経過も見ていきましょう。

施術前 移植後1ヵ月後 5ヵ月後

移植前:通常の状態

1ヵ月後:通常の状態

5ヵ月後:通常の状態

施術前 1ヵ月後 5ヵ月後

移植前:眉間にシワを寄せた

1ヵ月後:

5ヵ月後:

移植から1ヵ月、5ヵ月の傷跡の経過を見ても、赤みが徐々に目立たなくなり落ち着いてきているのがわかります。

耳の変形もみとめず、傷跡も目立ちません。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例3: ニキビ跡の凹みに対する修正(耳介軟骨移植)

ニキビや水疱瘡のあとや、黒子などを切除した後に出来る“皮膚の凹み”、いわゆる陥没変形は、皮膚表面だけでなく皮下もダメージをおっています。 例えればモグラの巣のような状態で、地盤沈下を起こしており、柱がない状態に屋根が乗っかっているイメージです。 このような状態ではレーザー治療やヒアルロン酸などでは効果がありません 。

移植前通常の状態 移植前「イー」をした時の状態

BEFORE

BEFORE:「イー」と言った状態

左頬の皮膚に凹みが目立ちます。このような変形は、黒子の除去、ニキビ、水疱瘡の後に起こりやすいです。 「イー」をすると周囲の組織も引っ張られ更に凹んでしまいます。
このような場合は、 耳介(じかい)軟骨を移植する方法がベストと診断しました。 耳介軟骨は柔らかく、組織への適合性もあります。

耳の後ろから耳介軟骨を採取

耳介軟骨は耳の後ろから採取しますので、表面に傷はつきません。凹みの大きさによって採取する軟骨の大きさは変わります。

採取した耳介軟骨を移植 移植後 移植後3週間経過

採取した耳介軟骨を移植

移植後3週間経過

凹みの部分の傷を完全に取り除き、採取した軟骨を移植します。施術後の3週間ですがまだまだ傷は赤いですね。

通常の状態 移植後4ヵ月

通常の状態

移植後4ヵ月:通常の状態

「イー」をした時の傷の状態 目をつむった時の移植後4ヵ月の状態

「イー」をした時

移植後4ヵ月:「イー」をした時

移植前 移植後1年経過

移植前

移植後1年経過

移植から4ヶ月後を見てみると、赤味が落ち着きかなりよくなっています。もちろん凹みは改善され再陥没の兆候もありません。更に…↓

耳の状態

軟骨を採取した耳は変形もなく、傷も目立っていません。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例4: 他院での黒子除去後の凹みの修正(耳介軟骨移植)

施術前

この患者様は他院で顎にあったホクロの除去治療を行いましたが、除去後の傷跡が気になり当院を受診されました。
周りの人からは「気にしなくていい」と言われていたそうですが、患者様ご本人は「とても気になる。周囲は気にしなくていいというが自分はとても気になる。状況によってとても目立つので修正したい」ということでした。また、この傷に対して“一日に何度も鏡をみる”などの繰り返し行動(身体醜形障害の気質)を認めたため、第三者も交えて何度かカウンセリングを重ねたのち、局所麻酔で手術を行うことにしました。

確かにこの傷には数ミリですが凹みを認めます。凹んでいると太陽光や蛍光灯の下では、光の当たり具合によっては目立つかもしれません。また、傷が口の動きによって変形することがわかります。

イーの口 ウーの状態

BEFORE:「イー」と言った状態

BEFORE:「ウー」と言った状態

この症例は黒子治療により組織が破壊され、凹みが生じているので、耳介軟骨を移植することにしました。耳の裏側を切開して耳介軟骨を採取します。採取する軟骨は傷の大きさや深さによってかわりますが、耳が変形することはありません。

耳介軟骨

耳介軟骨は非常にやわらかく、しかも自分の組織ですのでよくなじみます。それでは耳介軟骨移植後の経過を見ていきましょう。

施術前 3週間後

BEFORE

移植後3週間後

施術前 3週間後

移植後1ヵ月半後

移植後5ヵ月後

施術後、3週間は赤みがまだ残っています。この患者様はテープ固定を約5ヶ月、内服治療(傷の赤みを改善するお薬)を約5ヶ月しっかり守っておこなっていただきました。施術前と施術後5ヶ月を見比べてみても、非常に綺麗になりました。
「イー」の口の動きによっても特に変形していません(下写真)。患者様も非常に満足してくださり、鏡を見るなどの繰り返し行動もなくなりました。

イーの口 3週間後

BEFORE:「イー」と言った状態

移植後5ヵ月後:「イー」と言った状態

※当院では手術後の経過・管理も大切にしています。テープ固定や内服治療はさらに良い結果を求めるためです。経過の状態には個人差があります。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

5o以下の傷跡を気にする場合は身体醜形障害の可能性があります

身体醜形障害(body dysmorphic disorder ; BDD)とは 「一つまたはそれ以上の外見上の欠陥や欠点にとらわれるが、それは他人には認識できないかできても些細なものに見える。そのとらわれに対し、繰り返し行動や精神的行為などで無駄に時間を費やし、社会的機能障害を引き起こす」と定義されています。

※定義の参考は
【日本精神神経学会:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル】  医学書院,東京,2014

■ BDDに多いタイプ

  • 容姿が整っている(綺麗な人やイケメンに多い)。
  • 学術にたけている。
  • 自己評価・自己肯定が著しく低い。
  • 周囲からの肯定的な意見や評価(綺麗ですね、格好いいですねなど)を受け入れることができない。

■ BDDになりやすい性格

  • 完璧主義
  • 負けず嫌い
  • 頑固

*このような性格が原因で、誰にも相談できず1人で悩んでしまうことが多くなります。

■ BDDの素因

  • 母子関係に原因があり、幼少時に母親との関係が上手くいっていない場合、あるいは母親との関係は上手くいっているが、その容姿が綺麗で憧れが強く、自分と比較してしまい発症することがある。
  • 兄弟・姉妹などに容姿が綺麗あるいは優れた人物がいて、自己あるいは他者から比較された経緯がある。

■ BDDの特徴的行動(強迫症状;確認行動・繰り返し行動)

  • 繰り返し鏡をみる。
  • 写真を撮る(自撮り)。
  • ネット検索を繰り返す。
  • ドクターショッピングを繰り返す。
  • 他者が自分の気にしている部分をみている気がしてマスクがかかせない。
  • 費用や労力(遠方からでも受診する)をおしまない傾向がある。

*5mm以下の凹んだ傷がある場合には、太陽光や蛍光灯により、いちばん目立つ角度を知っていて、鏡や写真で何度も確認してしまう。

■ BDDの症例が安易に美容手術を行うと

  • 手術に完璧を求めるあまり、繰り返してしまう。特徴的な例として、マイケル・◯ャクソンは、鼻の整形を繰り返し、一時期は形態がとても綺麗な時期があったが、満足できず完璧を求めるあまり整形を繰り返し、結果的に良い状態ではなくなってしまった。
  • 手術などを繰り返すために美容外科費用がかさんでしまう。

■ BDDの症状を改善するためには

  • 諦めるのではなく、妥協点を見つけ自己を受け入れることが重要になる。
  • 鏡をみる回数やネット検索(SNSなどで憧れの写真を極力探さないように心がける)を控える。
  • 手術(*1)を行う。

*1 手術は身内・親友など未成年でなくても第三者を連れてカウンセリングを受け、医師・本人・第三者が納得した場合のみ行います。

  • 治療のゴールが狭いとまた繰り返すので、治療のゴールを広げる。
  • 手術の成功のみを考えるのではなく、リスクなどが存在することを理解し、過剰に期待しないことが重要である。
  • 重傷の場合は、薬物療法(択的セロトニン再取り込み阻害剤selective serotonin  reuptake inhibitors ; SSRI)(*2)

*2 薬物療法は心療内科・精神科医の受診が必要になります。私はおすすめしません。依存する傾向があるからです。

身体醜形障害(BDD)は理解されがたく、また知らない医師も多くステップを踏まずに安易に施術を行い、BDDの発症を惹起、あるいはBDDの症状を悪化させてしまいます。昨今はSNSが普及し、憧れや理想の顔の写真を簡単に手に入れる時代になりました。そのためにより理想が高くなってしまい、自己評価や自己肯定が低くなってしまう場合が増えると、私は予想し懸念しています。自分は自分として、諦めるのではなく、受け入れることも大切です。また美容外科手術を憧れに近づけたい手段とするのでなく、今の状態よりもより良くしていくことに視点を変えていくことも大切だと思います。

毛穴の開いている部分での黒子切除の注意点

毛穴イラスト

鼻尖や頬は皮脂がたくさん出ますし、毛穴が開くところです。この部分の傷は綺麗になる場合と凹んだ状態で治ってしまう場合があります。鼻尖や頬は先に述べたように皮脂がたくさんでるため湿潤環境になりやすく、通常は綺麗に治りやすい部位です。(※湿潤環境は傷が綺麗に治るための絶対条件)
一方で凹んだ状態で治ってしまうケースはどのような場合なのかといえば、鼻尖や頬の毛穴が大きく開き、それが数多く見られる場合に凹むことが多いようです。このような部位で手術を行う際に、特に注意が必要になります。というのも鼻尖や頬の黒子ができたり、鼻尖や頬の凹んだ傷を修正する場合にメスを入れてその部分を切除します。
※以下のイラストは黒子を切除する際に気をつけることを表した図です。

毛穴

一方で“毛穴でないところ”で切除する(イラスト右)と、凹む可能性は低くなります。(※ただし毛穴が密な場合はこのように注意しても凹むリスクは増える可能性あり)。つまり毛穴の開きが目立つような部分で、黒子を切除したり、凹んだ傷を修正したりする場合は、凹む可能性があるということを患者様にはしっかりと説明し、ご理解いただいた上で手術をおこなっています。
あわせて、毛穴部分の傷が修復されていく経過も述べておきます。縫合直後は傷はとても綺麗になりますが、 抜糸すると先に述べた皮脂の影響か、傷はジュクジュクしてくることが多いです。 このような場合は湿潤環境にして“待つ”しかありません。湿潤環境にしておけば次第に落ち着いてきます。この時期に焦って再縫合を行っても、同じことの繰り返しになるので安易におこなってはいけません。

症例5: 頬の傷跡(切創:深い切り傷)の修正

w w w

施術前の通常の状態

「う〜」と口をすぼめた形

正面

w w w

W形成術のアコーディオン効果(様々な表情をしたときに伸び縮みする)

w 傷口

傷跡切除

仮縫い

7 10 11

施術前

施術直後

施術後4ヵ月

W形形成術施術前 W形形成術施術後

BEFORE

AFTER :施術後4ヵ月

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例6: 他院で行なわれた小鼻縮小後の傷跡の修正

小鼻形成

上の写真は他院での小鼻縮小後の状態です。

小鼻の修正 小鼻の修正
口を「う」の形にした顔斜めの状態 口を「う」の形にした顔正面の状態

「う〜〜〜」という口の動きをすると傷が引きつれています。この患者様は他院で小鼻縮小術を受けたその後、特に左の小鼻の付け根の傷跡とそれによる引きつれが気になり、同じ病院で修正を行ったということでした。

問題は2つあり、
@ 初回の手術で小鼻の溝にそって切開しています。
A 2回目の修正手術で引きつれを十分に解除していない。

@に関しては、
そもそも「小鼻の溝に縫い跡がくると目立つ」という知識がなかったり、また基本的な手技に誤りがあったことが考えられます。
またAに関しては、修正の際にZ形成術などで引きつれを解除しておけば、再度の引きつれを予防できた可能性があったと思われます。そこで今回は残っている引きつれを解除することと、傷跡をさらに目立たなくするようデザインし手術を行いました。

傷口の形状

ジグザグに切開し、引きつれを解除し、更にA点をA’点に、B点をB’点に移動することで、小鼻が外側に膨らむことを予防しました。それでは手術後3ヶ月の状態を確認してみましょう。

正面向き施術前 正面向き3ヵ月後

BEFORE

AFTER :修正後3ヵ月

斜め向き施術前 斜め向き3ヵ月後

BEFORE

AFTER :修正後3ヵ月

口を「う」にしたときの斜め向き施術前 口を「う」にしたときの斜め向き3ヵ月後

BEFORE

AFTER :修正後3ヵ月

小鼻拡大施術前 小鼻拡大3ヵ月後

BEFORE

AFTER :修正後3ヵ月

傷は綺麗に修正できました。また口を「う〜〜〜」としても引きつれていません。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例7: 根性焼き跡の修正治療

根性焼き

当院には、根性焼き跡や刺青除去を目的に来院される患者様が多数来院されています。刺青はレーザーで改善されることも多いのですが、根性焼きのような傷跡になってしまっては、レーザーで綺麗になることはありません。また、レーザーで傷跡を治療しても改善することはありません。
写真の患者様は、10代に根性焼きを行ってしまい、その後、後悔し当院での治療を希望し来院されました。

根性焼きサイズ 根性焼きデザイン

直径1cm以上の瘢痕が4カ所

瘢痕を全て切り取るデザイン

直径1cm以上の瘢痕を複数みとめます。瘢痕を全て切り取るデザインで行います。
当院では傷跡修正後におこなう以下の3つのケアを大切にしています。

  • @肌色マイクロポアテープによる固定
  • Aギプス固定
  • Bトラニラストの内服

@は傷跡治療後の基本中の基本です。傷の安静のためにテープ固定を3〜6ヶ月行います。 Aはギプス固定で特に関節可動域のそばに傷がある場合に有効です。特に肘や手首などは運動により傷の安静の妨げになるのでギプスで固定します。もちろん着脱式で入浴時などは取り外してもらいます。しかし原則はつけておくとより傷は綺麗になるでしょう。傷は運動刺激によって幅が広がったり、盛り上がったりする生き物のようなものです。Bはトラニラストの内服で身体の内側から傷を綺麗にします。内服することで傷の赤みやかたさの改善が図れます。
当院では傷が赤くなりやすい方や、盛り上がる方には処方しております。この3つは特に傷跡治療を行ったあとに重要視しているケアです。それでは経過をみていきましょう。

根性焼きサイズ 根性焼きデザイン

AFTER :施術後3週間

AFTER :施術後1ヶ月

左写真は抜糸を7日目で終え術後3週間たった状態ですが、少し赤みがありますね。右写真はその1週間後で術後1ヶ月の状態です。かなり綺麗になりました。最後に施術前と施術後を確認してみましょう。

施術前 根性焼きデザイン

BEFORE

AFTER :施術後1ヶ月

この状態だと一本の線(傷跡)となり根性焼きの跡だとは誰も思いません。患者様も非常に満足されていました。しかし、この1ヶ月の傷の状態をみると、経験上今後はもっと綺麗になっていくと予想されます。
いかがでしたか?ギプスやテーピングをすることで、傷は安静に保たれ、より綺麗になっていきます。 また、いくら若気の至りとはいえ、自ら自分の身体を火傷させるようなことはしてはいけません。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例8: リストカット跡の修正

リストカット

当院では、白くなったリストカット跡に対し、傷跡修正によって目立たないようにする工夫をします。リストカットする場合は、ほぼ確実に一直線に切るため直線状の傷が何本もできます。この症例も複数の直線状の白いリストカット跡がありました。どう工夫しているかというと、その直線の傷をジグザグの傷にかえてしまいます。

リストカット リストカット

まずは一つから

デザイン

ジグザグ、つまりW形成術などを利用しておこないます。 なお傷が近くに複数ある場合は、必ず一本づつ行います。 これは修正した傷がお互いに引っ張りあうために、結果的に傷の幅が広がってしまうためです。 ではその経過をみていきましょう。

リストカット跡の施術前 リストカット跡の施術後
            1ヵ月経過

術前

1ヵ月後

3ヵ月後

リストカット跡の施術後6ヵ月後 リストカット跡の施術後1年6ヵ月後 リストカット跡の施術後2年7ヵ月後

6ヵ月後

1年6ヵ月後

2年7ヵ月後

最初は赤くなっていますが、次第に赤から茶色に近い状態になります。そして約3年も経過すれば…傷は若干残っていますが目立たなくなりました。最初の直線の傷をジグザグにしているために、リストカットの傷跡に見えなくなるわけです。患者様も大変満足してくれました。今後は隣の傷を修正していければと考えています。

リストカット跡の施術前 リストカット跡の施術後2年7ヵ月後

BEFORE

AFTER :施術後2年7ヶ月

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例9: 50年前の事故による傷跡の治療

 
施術前施術後

目の周囲の傷跡修正は難しく、その再建は非常に高度なテクニックを要します。写真はその1例です。

施術前 施術後

BEFORE

AFTER :施術後5ヶ月

 
施術前斜めから施術後斜めから

BEFORE

AFTER :施術後5ヶ月

事故による下まぶたの変形に対する再建術を行いました。まだ色素沈着を認めますが、大きな変形はほぼ改善されています。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

症例10: 顔面多発外傷後の顔面の変形に対する美容外科治療

mri

この患者様は2008年、当時34歳の時に仕事中に5階相当のビルから落下し、両側前頭葉損傷、急性硬膜下血腫、前頭蓋底骨折、顔面多発骨折を受傷、その他にも両側肺挫傷、出血性ショックなど認めたようです。それらに対し近医で頭蓋底形成などを行い、術後経過中にはMRSAにも感染したとのことですが、一命を取り留めました。
当院を受診されたのは、2014年、患者様が39歳の時です。左画像は3DCT所見です。前頭部は広範囲にチタンメッシュで覆われています。他院では頭蓋骨欠損、高次脳機能障害と診断されていました。
来院当時は、高次脳機能障害の影響か意思疎通は困難でしたが、私をふくめスタッフと本人の母親の協力もあり、ゆっくり信頼関係を築いていけました。

症例施術前所見

以下は顔面多発外傷の術前所見です。

  • 左頬骨の陥没
  • 左上・下眼瞼の陥没
  • 左眉毛外側の下垂
  • 両側眼瞼下垂
  • 両下眼瞼たるみ

上記症状を認めます。眼瞼下垂は外傷によるものと考えます。また正面からのviewではわかりにくいと思いますが下からのviewとCT画像で確認すると、左顔面の陥没が目立ちます。

左の頬骨の陥没が目立つ 鼻骨骨折(円内)

本来は眼窩・頬骨の骨切りの治療を行いたいところでしたが、高次脳機能障害や頭蓋底のこと、何より母親がリスクを伴うことは反対され、せめて顔を綺麗にして欲しいということでしたので、 美容外科的に顔面の形態を整えていき、さらに若返りも同時に行うことにしました。とにかく少しでも前向きになってもらおうと、1年以上かけて手術を行いました。

・2014年 9月…右:挙筋腱膜前転術、下眼瞼除皺術

・2014年12月…左:下眼瞼形成術、耳介軟骨移植

・2016年 1月…左:挙筋腱膜前転術、眉毛下切開術(*)

(*)transposition flapを併用し眉毛を挙上

まず右目(健側)の挙筋腱膜前転術と下眼瞼除皺術を行いました。比較的損傷が軽度であった右顔面、特に眼瞼の治療を先に行い、それにあわせ左眼瞼の治療を下記イラストで示すように2回にわけて行いました。特に左の眼瞼は頬骨・眼窩陥没もあり、土台が不安定であり非常に難しい手術になりました。

挙筋腱膜前転術

ドクターイラスト

下眼瞼を安定させるために耳介軟骨を用いて再建しました。耳介軟骨は眼輪筋の下に移植し支持組織(土台)としました。そして約1年あけて、挙筋腱膜前転術とtransposition flapを併用し眉毛を挙上しました。

施術前 4年後

BEFORE

AFTER :修正後4年

まだ左右対称とはいえませんが、整容的によくなりました。私的にはあと少し左眼瞼の修正と、何より頬骨の再建を行いたいところです。

症例11: 手術が困難な広範囲ニキビ跡の治療

ニキビ跡が広範囲にみとめられ、再縫合するなど手術では困難な症例に適応するのがアブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)です。

デザイン 照射 照射直後

デザイン

施術中

施術直後

アブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)とはクレーター状になってしまったニキビの傷跡に、成長因子とヒアルロン酸やビタミンを多く含んだ製剤を塗り、アブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)の短い微細な針でお肌に無数の穴を開け、有効成分を浸透させます。微細な穴を開けることにより皮膚の修復機能が促進され、その過程でコラーゲンが増生されます。更に浸透した成長因子やヒアルロン酸、ビタミンなどの有効成分が肌の再生をより高めてくれます。

★アブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)についてもっと知りたい方はこちら>>>アブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)

施術前 施術後

BEFORE

AFTER :5回施術後

5回施術後、肌が少しなめらかになっています。

※before & afterの画像は、参考画像であり症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

■縫合による傷跡修正

内出血、腫脹、傷のし開(しかい;傷が開く)、糸が出てくる(埋没縫合した糸がでてくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるためのテープ固定)かぶれ、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、修正前より目立つ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

■耳介軟骨移植を用いた傷跡修正

内出血、腫脹、傷のし開(しかい;傷が開く)、糸が出てくる(埋没縫合した糸がでてくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるためのテープ固定)かぶれ、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、修正前より目立つ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。 また軟骨採取部は耳介後面の傷、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形などが考えられます。

■アブレイティブ・フラクショナルニードル(ダーマペン)を用いたニキビ跡修正

内出血、発赤、腫脹、疼痛、炎症性色素沈着、傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

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価格

■顔…¥86,400/cm〜

■その他の部位…¥54,000/cm〜

※ただし傷が1cm未満の場合は、1cmの長さとして計算させて頂きます。ご了承下さい。

※他院で一度傷跡修正をおこなっている場合の修正は、難易度により他院修正代が別途加わる場合もありますので医師に確認して下さい。

※傷跡(瘢痕やケロイド)を予防するためのお薬を約3ヵ月間、服用していただく場合があります。その場合はお薬が別途、1ヵ月(28日分)¥3,360かかります。

■陥没変形に対して耳介軟骨移植…¥216,000

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■メールでお問い合わせをされる方へお願い

傷跡修正希望のほとんどの方からメールで、「この傷は修正できますか?」とお問い合わせ頂きます。
どんなに詳細に状態を記入して頂いても実際に診察をしてみないと正確な回答は出来ません。
また、実際に診察すると状態が全く異なる場合もございます。また、あわせて料金のお問い合わせもいただきますが、傷跡修正の場合は実際診察しないと不明な所も出てきますので、診察後のお見積もりでご確認下さい。当日すぐに施術をすることはございません。
※但し遠方から来院される方で上記のことがらをご了承の上でどうしても当日診察・施術をご希望の場合はご相談下さい。
※診察のご予約をされた方で、既往歴(手術などの術式やいつされたか)や、状態について伝えたいことが沢山ある場合はメールにて詳細と画像を送って頂けると診察がスムーズにおこなえますのでご協力頂けると助かります。
画像は下記アドレスに添付して送付下さい。

info@hills-beauty.com

画像はできれば鮮明なもので、顔であれば通常の状態と、表情をつくった時に傷がどのように変化するのかもあわせて送って頂ければ幸いです。
★例:口もとの傷であれば、@通常の状態、A「いー」の状態、B「うー」の状態で撮影し送付して下さい。

■他県からも多数、傷跡修正の患者様が受診されています。

当院では他県からも多数、傷跡修正の患者様にお越し頂いております。
(北海道・秋田県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・長野県・新潟県・静岡県・山梨県・愛知県・岐阜県・富山県・京都府・奈良県・三重県・大阪府・兵庫県・鳥取県・広島県・鹿児島県・福岡県・沖縄県・その他/国外:中国・カンボジア)2014年〜2018年8月調べ

【アクセス】

◎新幹線でお越しの場合
◆東京駅から → JR東海道線(熱海行き)〜藤沢駅下車
◆品川駅から → JR東海道線(熱海行き)〜藤沢駅下車
◆新横浜駅から →横浜市営地下鉄ブルーラインで横浜駅乗り換え → JR東海道線(熱海行き)または、JR湘南新宿ライン快速(小田原行き)〜藤沢駅下車
◆小田原から →JR東海道線(東京行き)またはJR湘南新宿ライン快速(東京行き)〜藤沢駅下車
※群馬・埼玉・東京方面からお越しの方で、鎌倉・逗子行きにご乗車の場合は、浜駅または大船駅で熱海行きに乗り換えが必要になりますのでご注意ください。

◎飛行機でお越しの場合
◆羽田空港 → 京浜急行空港線(エアポート急行 金沢文庫行き)で浜駅乗り換え、JR東海道線(熱海行き) 〜藤沢駅下車

◎宿泊される場合
近隣(藤沢駅南口)のホテルご案内
相鉄フレッサ  http://fresa-inn.jp/fujisawa/
8ホテル  http://8hotel.jp/

ヒルズ美容クリニック 院長 丸山成一