タトゥーやアートメイクの除去を検討している方へ。Qスイッチルビーレーザーでの除去について解説
Qスイッチルビーレーザーは、シミやアザの治療で広く知られていますが、実は「タトゥー(入れ墨・刺青)」や「アートメイク」の除去にも対応できるレーザーです。
特に黒や青、濃い緑のインクには反応しやすく、肌を傷つけることなく色素を分解することができます。
このブログでは、Qスイッチルビーレーザーを使ったタトゥーやアートメイクの除去について詳しく解説していきます。
◆Qスイッチルビーレーザーとは?
Qスイッチルビーレーザーは、694nmの波長を持つ医療用レーザーで、メラニンや色素に反応してターゲットとなる部分を破壊します。
短時間で強いエネルギーを照射することで、周囲の皮膚を傷つけることなく色素を徐々に薄くしていきます。
この特性を活かし、シミ・アザ・タトゥー・アートメイク・外傷性刺青などの治療に使用されます。

◆タトゥー・入れ墨(刺青)もレーザーの適応
タトゥーのインクは、肌の奥深く(真皮層)に定着しており、通常は自然に消えることはありません。
しかし、Qスイッチルビーレーザーを使用すると、インクにレーザーが反応して色素を破壊し、体の免疫システムによって少しずつ排出されていきます。
Qスイッチルビーレーザーで取れるタトゥーの種類
✅ 対応できる色:黒・青・濃い緑
❌ 対応しにくい色:赤・黄色などカラフルな色(場合によっては手術での除去が必要)
メリット
- 肌を切らずに治療できるため、傷跡が残りにくい
- 部分的な除去も可能(デザインの一部だけを消したい場合にも対応)
- 入れ墨の深さに合わせた調整ができる
デメリット
- インクの深さや色によっては除去が難しい場合がある
- 複数回の施術が必要(特に色が濃い・深いタトゥーは数回の治療を要する)
- レーザー照射後に一時的に色素沈着が起こる可能性がある
◆外傷性刺青(ケガによる色素沈着)も治療対象
ケガをした際に、アスファルトや土、鉛筆の芯などの異物が皮膚の奥(真皮)に入り込み、刺青のように残ってしまう「外傷性刺青(がいしょうせいしせい)」。
このようなケースでも、Qスイッチルビーレーザーは有効です。
外傷性刺青は自然に消えないことが多いため、レーザー治療で異物を少しずつ分解し、排出していきます。
◆アートメイクの除去にも対応!
最近では、眉やアイラインのアートメイクも一般的になっていますが、「デザインを変えたい」「色が変色してしまった」という理由で除去を希望する人も増えています。
Qスイッチルビーレーザーは、黒や濃い色のアートメイクの除去に適しており、皮膚を傷つけずに色を薄くすることができます。
ただし、赤やピンク系の色素には反応しにくいため、慎重な対応が必要です。
◆Qスイッチルビーレーザーによる治療の流れ
①カウンセリング
まずは医師による診察を受け、レーザーが適応できるか判断します。
タトゥーやアートメイクの色や深さ、肌の状態を確認した上で、治療計画を立てます。
②レーザー照射
麻酔クリームを使用し、レーザーを照射します。治療時間は、範囲によりますが数分〜15分程度です。
③アフターケア
レーザー照射後は、肌が赤くなったり、かさぶたができたりすることがあります。
紫外線対策や保湿を徹底し、肌を守ることが大切です。
◆Qスイッチルビーレーザーで除去できるもの一覧
✅ シミ・そばかす
✅ 太田母斑・扁平母斑(あざ)
✅ タトゥー・入れ墨(刺青)
✅ 外傷性刺青(ケガによる異物混入)
✅ アートメイク(眉・アイラインなど)
まとめ
Qスイッチルビーレーザーは、シミやアザだけでなく、タトゥーやアートメイクの除去にも効果的なレーザー治療です。
特に、黒・青・濃い緑のインクには反応しやすく、肌に傷をつけることなく除去が可能です。
ただし、タトゥーの深さや色によっては、複数回の施術が必要な場合があるため、カウンセリングを受けて治療計画を立てることが重要です。
※色がレーザー適応外で範囲が広すぎるタトゥー・刺青に関しては、切除術が適応になる場合があります。当院では形成外科専門医による、タトゥー・入れ墨切除術を行っています。
タトゥーやアートメイクを消したいと考えている方は、お気軽にご相談ください。
この記事は丸山成一医師監修のもと作成しています




















