鼻尖形成(鼻尖縮小術/耳介軟骨移植)

鼻尖形成とは? ABOUT

鼻尖形成とは、鼻先の形やバランスを整える治療です。

鼻整形では、大きく変えるよりも、必要最小限の施術で自然な仕上がりを目指すことが大切です。鼻先を整えるだけでも、すっきりとした印象になり、顔全体のバランスが良く見えることがあります。

鼻先を出したい場合は耳介軟骨移植、団子鼻を改善したい場合は鼻尖縮小など、お悩みに応じて適した施術を選択します。

適応 INDICATION

このような方におすすめです

鼻尖縮小

  • 団子鼻を改善したい
  • 鼻先の丸みが気になる
  • 鼻先を細くシャープにしたい
  • 正面から見た鼻先の存在感を減らしたい

耳介軟骨移植

  • 鼻先を少し前に出したい
  • 鼻先に高さを出したい
  • 鼻の穴の見え方を改善したい
  • Eラインを整えたい
  • 人工物を使わず自然な変化を希望している

鼻尖縮小+耳介軟骨移植

  • 団子鼻で鼻先も低い
  • 鼻先を細くしながら高さも出したい
  • より立体感のある鼻先にしたい

ピックアップ症例写真 PICK UP

鼻尖形成;耳介軟骨移植術
Before
After
3年9カ月後
Before
After
3年9カ月後
Before
After
3年9カ月後
Before
After
3年9カ月後
術前解説
団子鼻と鼻先が低い症例です。術前は団子鼻の影響で鼻筋が鼻尖部まで通っていません。手術はオープン法により鼻尖を縮小し、耳介軟骨を移植しました。
術後解説
術後3年9カ月が経過し、鼻根部から鼻尖部にかけて鼻筋が通りました。また術前は鼻尖部が丸く少し下がり気味でしたが、鼻尖部は少しあがりました。術前は団子鼻の影響で小鼻(鼻翼)と鼻尖部の境界が不明瞭でしたが、境界は明瞭となり、術後3年9カ月の経過では鼻柱の傷も目立たなくなっています。
オープン法の場合は鼻柱部分は通常目立たなくなります。個人差により、鼻柱部分の両端に少しくびれが生じる、傷の部分が赤く肥厚する、鼻の中が赤く肥厚する場合もあります。
料金/リスク・副作用・合併症を表示
標準料金

鼻尖形成 鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術(オープン法)¥660,000

リスク・副作用・合併症
鼻尖形成 鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズ・ ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など鼻尖の形態異常、 鼻孔の変形・左右差、鼻尖と鼻翼の間の溝が強調される、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。また軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形などが考えられます。

※掲載料金は目安です。症状や状態により異なる場合があります。
※Before & Afterの画像は参考で、効果や満足度には個人差があります。

鼻尖形成;鼻尖縮小術/1年後に耳介軟骨移植
Before
After
2年1カ月後(耳介軟骨移植後1年1カ月)
Before
After
2年1カ月後(耳介軟骨移植後1年1カ月)
Before
After
2年1カ月後(耳介軟骨移植後1年1カ月)
Before
After
2年1カ月後(耳介軟骨移植後1年1カ月)
術前解説
正面からみると軽度の団子鼻で鼻孔がよく見えています。特に側面からみると短鼻ではありませんがアップノーズです。 下からみると鼻尖が低く、両鼻翼との境界が不明瞭です。「鼻先を少し下げ鼻の穴を見えにくくして欲しい、小鼻縮小をしたい」という相談でした。
手術解説
自家組織移植は避けたいということ、また鼻尖縮小を行うことで鼻翼(小鼻)幅は気にならなくなると考え、局所麻酔下で鼻尖縮小術をオープン法で行いました。
鼻翼軟骨膜上の脂肪を含む皮下組織を一部除去しました。外側鼻軟骨と鼻翼軟骨間の支持組織を外し可動しやすくしました。Y-V advancementの要領で両鼻翼軟骨のスーチャーリングを行い、尾側回転をかけ鼻尖部を下げアップノーズを修正しました。
術後解説
しかし、鼻尖をもう少し下げたいという希望もあり、術後1年経過し耳介軟骨移植を追加しました。手術は耳介軟骨を採取しストラット(支柱)用とピラミッド型(3段重ね約4mm)に細工し鼻尖部に移植しました。特にピラミッド型に加工した耳介軟骨は、前下方(下方優位)になるように移植しています。
術後2年1カ月後の状態では、耳介軟骨を移植したことで更に鼻孔は目立たなくなり、鼻尖だけでなく鼻柱も少し下がり形態がより良くなりアップノーズも改善されました。2回手術を行っていますが、オープン法の鼻柱部の傷は目立ちません。
料金/リスク・副作用・合併症を表示
標準料金

鼻尖形成 鼻尖縮小法(オープン法) ¥330,000

鼻尖形成 鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術(オープン法)¥660,000

リスク・副作用・合併症
鼻尖形成 鼻尖縮小法(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズ・ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など鼻尖の形態異常、鼻孔の変形・左右差、鼻尖と鼻翼の間の溝が強調される、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。

鼻尖形成 鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズ・ ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など鼻尖の形態異常、 鼻孔の変形・左右差、鼻尖と鼻翼の間の溝が強調される、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。また軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形などが考えられます。

※掲載料金は目安です。症状や状態により異なる場合があります。
※Before & Afterの画像は参考で、効果や満足度には個人差があります。

料金(税込) PRICE

鼻尖形成

鼻尖縮小法(オープン法) ¥330,000
鼻尖縮小法(クローズ法) ¥385,000
耳介軟骨移植術(クローズ法) ¥385,000
鼻柱下降(クローズ法) ¥330,000
鼻柱下降(オープン法) ¥440,000
鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術(オープン法) ¥660,000
鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術+鼻柱下降(オープン法) ¥990,000
レティナ固定 ¥8,800

鼻の異物除去

PCL素材除去:オステオポール(オステオポア)、PCL糸、PCLプレート、ミスコ等
PCL糸 ¥198,000

+他院修正代
(PCL素材の量、本数、適用範囲、再建術の必要性により金額が決まります)

オステオポール ¥220,000
プレート ¥330,000

団子鼻はなぜ丸く見えるの?

団子鼻は、鼻先の皮下脂肪や軟部組織が厚く、鼻翼軟骨(鼻先の軟骨)が横に広がっていることで、鼻先が丸く見えやすくなります。
鼻尖縮小術では、余分な脂肪を取り除き、必要に応じて鼻翼軟骨を引き締めることで、すっきりとした鼻先へ整えます。

施術方法 HOW TO

鼻尖縮小の方法

手術はクローズ法またはオープン法で行い、鼻の状態に応じて適した方法を選択します。

鼻尖縮小(クローズ法)

クローズ法では、鼻の穴の中を切開して手術を行います。当院では通常、片側の鼻の穴からアプローチしますが、鼻の形態や必要な処置に応じて両側の鼻の穴からアプローチする場合もあります。

FLOW 01

鼻腔内から鼻翼軟骨前縁を逆U字状に切開し、軟骨側に脂肪を残しながら丁寧に剥離します(※)。

FLOW 02

余分な脂肪を除去し、鼻翼軟骨内側脚間が広がっていれば、軟骨同士を縫合して内側脚間を引き締めます。

FLOW 03

最後に鼻の中の切開創をナイロン糸で縫合します。抜糸は術後6~10日目に行います(抜糸の時期は医師の判断によって異なります)

皮膚をペラペラにしすぎると瘢痕となり、ピンチノーズ変形を引き起こすので注意が必要です。

鼻尖縮小(オープン法)

オープン法の場合、鼻柱、左右の鼻の中からアプローチします。

FLOW 01

鼻柱部の中央ではなくやや鼻尖部よりに上が凸のV字切開を加え、鼻孔内に切開(IF切開)を延長し、クローズ法の逆U字切開に連続させます。軟骨側に脂肪をつけて剥離します(※)。

FLOW 02

余分な脂肪を除去し、鼻翼軟骨内側脚間が広がっていれば、軟骨同士を縫合して内側脚間を引き締めます。

FLOW 03

最後に鼻柱部、鼻の中の切開創をナイロン糸で縫合します。抜糸は術後6~10日目に行います(抜糸の時期は医師の判断によって異なります)。

皮膚をペラペラにしすぎると瘢痕となり、ピンチノーズ変形を引き起こすので注意が必要です。

耳介軟骨移植の方法

手術は局所麻酔で行います。耳介軟骨移植は原則クローズ法で行い、鼻の穴の中からアプローチします。当院では通常、右側の鼻腔内から操作を行います。

クローズ法

FLOW 01

鼻腔内から鼻翼軟骨前縁を逆U字状に切開し、軟骨側に脂肪を残しながら丁寧に剥離します(※)。必要があれば脂肪の除去や、鼻翼軟骨内側脚間が広がっていれば、軟骨同士を縫合し内側脚間を引き締める場合があります。

FLOW 02

耳介軟骨を採取し、鼻先の高さや形に合わせて細工・移植します。(図は高さの調整:ピラミッド状に2~3段重ね)

FLOW 03

最後に鼻の中の切開創をナイロン糸で縫合します。術後はテープ固定をし、抜糸は術後6~10日目に行います(抜糸の時期は医師の判断によって異なります)。

皮膚をペラペラにしすぎると瘢痕となり、ピンチノーズ変形を引き起こすので注意が必要です。

耳介軟骨の採取

左右どちらかの耳裏から耳介軟骨を採取します。

耳介軟骨を細工して移植

採取した耳介軟骨は、鼻の状態や希望する形に応じて加工し、さまざまな方法で移植します。

※ストラットをたてる、脚間移植、鼻尖縮小の場合は原則オープン法で行います。

丸山院長の鼻尖形成に対する考え方 FEATURE

鼻全体のバランスを考えた鼻尖形成

当院が大切にしていること

  • 鼻先だけでなく、鼻翼・鼻柱を含めた鼻全体を見る
  • 原則として鼻尖からバランスを整える
  • 大きく変えすぎず、顔になじむ自然な鼻を目指す

鼻の形を考えるとき、当院では「小鼻を小さくしたい」「鼻先を細くしたい」といった一部分だけで判断せず、正面・斜め・横・下から鼻全体のバランスを確認します。

特に団子鼻の場合、先に小鼻を縮小すると、かえって鼻先の丸さが強調されたり、鼻孔の形が崩れたりすることがあります。そのため、原則として鼻尖から鼻全体のバランスを整え、そのうえで小鼻の手術が必要かを判断します。

適度な丸みや動きを残し、顔全体になじむ自然な鼻を目指しています。

鼻翼と鼻柱のバランス(ACR)

ACRは、鼻翼(小鼻)と鼻柱の位置関係をみる指標です。

鼻柱が引っ込んでACRが上向きの三角形になると、鼻の穴が目立ったり、鼻先が上向きに見えたりすることがあります。一方、鼻柱が適度に下がり、ACRが下向きの三角形になると、鼻先から小鼻にかけてのバランスが整って見えます。

当院ではACRも確認し、鼻尖・鼻翼・鼻柱の位置関係を考えながら鼻先を形成します。

鼻尖形成(鼻翼縮小術)の際の鼻尖部の変形

鼻先は「細くすればよい」わけではありません。

過度な脂肪除去や鼻翼軟骨の縫い寄せによって、横から見た鼻先がオウムのくちばしのようになる「パロットノーズ」や、正面から鼻先がつままれたように見える「ピンチノーズ」などの変形が起こることがあります。

当院では変形を防ぐため、

  • 鼻尖部の脂肪を取り過ぎない
  • 鼻翼軟骨を縫い寄せる際は、正面・側面から形を確認する
  • ギプスではなく、テーピングによるソフトな固定を行う

など、必要以上に組織を取り除いたり、鼻先を締めつけたりしないことを大切にしています。

鼻尖形成の効果には個人差があります

鼻尖形成の変化の出やすさには、皮膚や組織の状態が関係します。

同じような手術を行っても、皮膚の厚さ・硬さ・伸びやすさなどによって、鼻先の変化の現れ方は異なります。

当院では手術前に鼻先を触診し、どの程度の変化が期待できるかを確認したうえで、手術方法を検討します。

鼻尖部の皮膚が厚い場合

皮膚が厚いほど、中を細くしても形が表面に現れにくくなります。

厚い布団の下にあるものの形が見えにくいのと同じように、鼻尖部の皮膚が厚い場合、内部の軟骨を細く整えても変化が出にくいことがあります。

そのため、皮膚の厚さや硬さ、伸びやすさを確認し、形が出にくいと判断した場合は術前にお伝えしています。無理に皮膚を薄くすることは、血流障害や瘢痕化、ピンチノーズなどの原因になるため行いません。

鼻尖部の脂肪について

「鼻先が厚い=脂肪が多い」とは限りません。

鼻先の厚みには皮膚そのものの厚さも関係するため、脂肪を多く取れば鼻先が細くなるわけではありません。

鼻尖部に処理すべき脂肪がある場合には、必要な範囲で均一に処理し、鼻翼軟骨を確認しながら鼻尖形成を行います。脂肪を取り過ぎず、その方の鼻に必要な処置を行うことを大切にしています。

鼻尖形成手術後のテープ固定について TAPE FIXED

原則テープ固定のみで、ギプス固定は行いません。その理由は可圧迫になりすぎて鼻の形態がピンチノーズになったり皮膚壊死を起こしたりする可能性があるからです。

鼻尖形成【クローズ法】のテープ固定手順

  1. 横のテープは鼻尖を中心に内側に引き寄せるように固定します。
    ※鼻尖部には移植した軟骨が正しく固定されるように糸が出ています。
  2. 糸を隠すようにカラヤヘッシブシートを貼ります。
  3. 上からテープで固定します。

鼻尖形成【オープン法】のテープ固定手順

  1. 横のテープは鼻尖を中心に絞り、下方に向けるように固定します。
  2. テープは鼻背の中心線を越えて上から下へ鼻尖部まで貼ります。
  3. 同様に反対側も行います。
  4. 鼻柱の下で、左右のテープを中心に向かって鼻尖を絞るように貼り合わせます。

術後の内出血・腫れ・傷の経過について AFTER

鼻尖縮小と耳介軟骨【移植5日後】の腫れや内出血の状態

【Before】正面

【5日後】正面

【Before】下から

【5日後】下から

患者様からご質問の多い、術後数日の腫れや内出血の状態です。症例は、オープン法による鼻尖形成術(鼻尖縮小含む)と耳介軟骨移植術を行い、5日が経過した状態です。
経過には個人差がありますが、手術後はこのような腫れや内出血を伴います。腫れや内出血は時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。

オープン法で行った場合の傷の経過

オープン法の場合、鼻柱部分は通常目立たなくなります。経過には個人差があり、鼻柱部分の両端に少しくびれが生じる、傷の部分が赤く肥厚する、鼻の中が赤く肥厚する場合もあります。
◆その他、傷跡についてはこちら >>> 傷跡修正

注意事項 ATTENTION

鼻尖形成を受けられる方へ(共通事項)

  • 手術の前日に、両側鼻の毛を短くカットしておいてください。
  • 患者様に直接、鼻尖部の形態を確認していただくため、局所麻酔で手術を行います。正面から見た時にピンチノーズ(洗濯バサミでつまんだような鼻)や、側面から見た時にパロットノーズ(オウム鼻)になっていないか、一緒にご確認いただきながら手術を進めます。軟骨移植では、軟骨を移植する位置・方向が適切かを一緒に確認していただきます。
  • 鼻の手術後2~3日は、血液循環がよくなること(入浴・飲酒・激しい運動など)は避けてください。

よくある質問(丸山院長の回答) Q&A

Q.団子鼻は必ず鼻尖形成で改善できますか?

A.すべての団子鼻が鼻尖形成だけで改善できるわけではありません。

団子鼻の原因は、鼻尖部の脂肪の量や鼻翼軟骨の形、皮膚の厚さなど人によって異なります。診察で原因を確認し、鼻尖縮小術のみで改善が期待できるのか、耳介軟骨移植などを組み合わせた方がよいのかを判断したうえで、一人ひとりに適した治療方法をご提案します。

Q. 鼻尖形成と鼻中隔延長術はどう違いますか?

A.目的が異なる手術です。

鼻尖形成は、団子鼻を改善したり、鼻先を細くしたり、高さや形を整える手術です。

一方、鼻中隔延長術は、鼻先の向きや長さを大きく変えたい場合に行う手術です。

どちらが適しているかは、ご希望と現在の鼻の状態を診察したうえで判断します。

Q. 鼻尖縮小術だけで鼻先を高くできますか?

A.高さを大きく出したい場合は、耳介軟骨移植を併用することがあります。

鼻尖縮小術は、余分な脂肪を取り除き、必要に応じて鼻翼軟骨を引き締めることで、鼻先をシャープに整える手術です。さらに高さや立体感を出したい場合には、耳介軟骨移植を組み合わせることで、より自然な形に整えられる場合があります。

Q. 鼻先の皮膚が厚くても鼻尖形成はできますか?

A.皮膚が厚くても手術は可能ですが、変化には限界があります。

皮膚が厚い場合は、脂肪や軟骨を調整しても鼻先の形が表れにくいことがあります。当院では診察時に皮膚の厚さや伸びる要素を確認し、期待できる変化を事前にご説明します。また、無理に脂肪を取り過ぎると変形の原因になるため、自然な仕上がりを重視して手術を行っています。

Q. 鼻先は細くすればするほどきれいになりますか?

A.いいえ。細くし過ぎると不自然な仕上がりになることがあります。

鼻尖部の脂肪を取り過ぎたり、鼻翼軟骨を過度に縫い寄せたりすると、正面から見て洗濯ばさみでつまんだような「ピンチノーズ」や、横から見てオウムのくちばしのような「パロットノーズ」になることがあります。当院では、このような変形を防ぐため、脂肪の除去量や軟骨の引き締め方を慎重に調整し、自然な仕上がりを目指しています。

Q. 鼻尖形成をすると鼻の穴の形も変わりますか?

A.鼻先の形が変わることで、鼻の穴の見え方が変化することがあります。

鼻尖形成では、鼻先の高さや向き、形を整えるため、鼻の穴が縦長に見えるなど印象が変わる場合があります。ただし、変化の程度には個人差があり、ご希望や鼻の状態に合わせてバランスを考慮して手術を行います。

Q. 耳介軟骨を採取すると耳の形は変わりますか?

A.通常は耳の形が大きく変わることはありません。

耳介軟骨移植では、必要な量の軟骨を耳から採取して鼻先へ移植します。採取方法や採取量は、耳の形への影響にも配慮して行います。傷跡や腫れなどの経過には個人差がありますので、診察時に詳しくご説明します。

Q.鼻尖縮小術はオープン法とクローズ法、どちらがいいのですか?

A.オープン法がよいと考えています。

オープン法には次のような利点があります。

  • 術野が広く確保でき、軟骨の位置
  • 状態を正確に把握できる
  • 軟骨を広い視野で丁寧に剥離(一部靭帯の切離)することで可動性が上がり、操作しやすくなる
  • 出血が少なく、術後の腫れを極端に少なくできるため、ダウンタイムが短くなる

もちろんクローズ法でも丁寧に剥離すればよいのですが、そもそも鼻翼軟骨は左右対称でない場合が多いのです。そのためフックなどを使って軟骨を引っ張りだして操作しても、軟骨の位置異常や左右の非対称性などを正確に確認することが困難です。 オープン法は鼻柱部分を切開しますが、この傷は意外に目立たなくなります。これらの理由からオープン法がよいと考えています。

Q.鼻尖縮小と小鼻縮小(鼻翼縮小)はセットで行うのですか?

A.私は鼻尖から組み立てていきます。

私は基本的に鼻尖部から組み立てていきます。鼻尖を引き締めると若干小鼻(鼻翼)が中央部に引き寄せられ、鼻翼縮小を行わなくてよいケースがあります。
一方、小鼻縮小(鼻翼縮小)から行えば、両小鼻(鼻翼)と鼻尖部のバランスが崩れ(鼻尖部が相対的に太くみえます)、必ず鼻尖縮小を行わなくてはいけなくなります。余分な手術を行わないためにも、私は鼻尖から組み立てていきます。

Q.移植した耳介軟骨は永久にもちますか?

A.移植した軟骨の一部は吸収されます。しかし注入した量の40~50%も吸収されるわけではありません。

移植した軟骨の一部は数十年かけて吸収されます。しかし脂肪移植のように、注入した量の40~50%も吸収されるわけではないので心配ありません。
軟骨はもともと自分の組織ですから、体はそれを取り込もうとします。しかしプロテーゼなどは異物なので、被膜という膜を張ってその中に取り込んでしまう(カプセライズされる)ため、吸収されません。人工物を入れたくない方には、耳介軟骨の移植はおすすめの治療法です。

Q.寄贈軟骨は移植しても大丈夫ですか?

A.私は行いません。

寄贈軟骨とは他人から採取し、寄贈された肋軟骨です。放射線照射が施されているので、拒絶反応はおきにくいと言われていますが、寄贈軟骨の移植は行っていません。理由は自分の軟骨を移植するよりも異物として認識され、吸収される可能性が高くなると考えているため、長期的にどのように変化するのか全くわからないからです。

Q.軟骨を細かく砕いて鼻尖部に移植をすることは、可能ですか?

A.可能ですが、おすすめしません。

可能ですがおすすめしませんし、私は行っていません。理由は、細かく砕けば砕くほど移植した側の組織に触れる面積が増え、吸収や癒着が進むと考えるからです。

ドクターメモ~もっと知りたい施術の豆知識~ MEMO

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  1. レティナモデル;それぞれの鼻孔の形態によって大きさが異なる
  2. 術直後に最適なモデルを選択する。なおレティナは全例に行うのではなく、もともと術前の左右差がひどい症例で、後戻りを予防するために使用する
  3. 素材はシリコンで挿入時に軟膏あるいはワセリンを塗布し挿入する
  4. BEFORE
  5. AFTER:鼻尖縮小直後
  6. 術直後に最適なレティナモデルを選択
  7. 創傷被覆材(カラヤヘッシブ)の貼り付け
  8. テープ固定① 鼻尖縮小を行っているので、中央に引き寄せるように横固定
  9. テープ固定② 右から中央の鼻稜を超えて引き寄せるように縦固定
  10. テープ固定③ 左から中央の鼻稜を超えて引き寄せるように縦固定

レティナ装着は鼻尖縮小や鼻翼(小鼻)縮小後に、鼻孔の形態を維持するために行う場合があります。全例に行うのではなく、下記のような場合に使用します。

  • もともと術前に鼻孔の形態に左右差がある場合
  • 小鼻縮小後に鼻孔をきれいに整えたい、鼻孔が三角形に尖る“コンセント鼻”の予防。
  • リモデリング(術後3~6カ月は創部に可塑性があり、ある程度形態を整えることができる)のため。
  • その他、鼻柱の曲がりの予防、内脚隆起の形態維持など。

*術直後にレティナ最適モデルを合わせることで、抜糸後数日して装着が可能です。ワセリンや軟膏をレティナにつけることで、スムーズに挿入できます。

鼻尖部のテープ固定は、原則1週間行います。
*医師がテープ固定の延長が必要と判断した場合は、24時間あるいは夜間のみ固定を行うことがあります。

耳介軟骨移植はその移植する位置・方向によって、鼻尖部に角度や長さがつけられる

「鼻先を上に向けたい」、あるいは「鼻先を下げて鼻の穴を目立たなくしたい」という要望があります。「実現可能ですか?」と問われれば、「可能です」と答えます。鼻の皮膚をつまんである程度余裕があれば、皮膚の下に耳介軟骨を入れることは容易です。軟骨をピラミッド状にして、たとえば鼻先を上に向けるなら、アップノーズ気味になるように耳介軟骨を移植します。また鼻先を下に向けるなら、前下方向に耳介軟骨を移植します。

鼻中隔延長による鼻尖形成について是か非か?

鼻中隔延長は画期的な術式だと考えられますが、まだまだ長期フォローがなく「時間がたつと曲がってきた」、「延ばしすぎた」など修正依頼の問い合わせがあり、実際に修正・再建を実施しています。こうした修正が必要になる原因は、適応がないのに延長した、無理な延長を行ったなどが考えられます。
皮膚が厚い、硬い症例は鼻中隔延長の適応外と私は判断しています。理由は延長することによって鼻中隔に長期的な負荷がかかり、曲がるリスクが高くなるからです。
鼻中隔軟骨を「家の柱」、鼻尖・鼻翼を「家の屋根」とイメージするとわかりやすいでしょう。特に鼻中隔軟骨を採取すれば、柱の強度は落ちます。さらにその上に重い屋根を乗せると、支えきれなくなって崩れてしまいます。
もし皮膚が厚くなく、硬くない症例に対して鼻中隔延長を行う場合は、耳介軟骨や肋軟骨を移植し、鼻中隔軟骨は温存し採取はできるだけ控えます。
もし他に傷をつけたくない場合で、かつ鼻中隔軟骨に余裕がある場合のみ採取して延長します。

鼻の異物除去(PCL素材)について

オステオポールは2016年頃から、美容外科クリニックで鼻尖形成(団子鼻の改善や、鼻尖部に高さをだす目的)の際に、自家組織移植(耳介軟骨移植)の代わりとして広まりました。しかし症例が蓄積するにつれてトラブル報告も増え、現在ではその取り扱いについてクリニックによって見解が分かれています。当院でも普及して間もない時期から除去・修正を行っています。
 
オステオポール(オステオポア)は、PCL(ポリカプロラクトン)と呼ばれる吸収性の素材でできています。PCLは吸収糸としてアメリカのFDA(※)で認可されていますが、オステオポール、PCL糸、PCLプレートなど鼻用PCLは、プロテーゼと比べるとまだまだ長期の使用実績が少ない治療です。

(※)アメリカ食品医薬品局: アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関

オステオポール(オステオポア)

鼻翼軟骨がクレーター状に変形・損傷

除去されたオステオポール

PCL糸の除去

左の症例から除去されたPCL糸

除去されたPCL糸(別症例)

 

オステオポール(オステオポア)は数年かけて自分の組織と置き換わると言われていますが、置き換わるということは、瘢痕化が予想されるため、『鼻の形が変形しないか』など、長期的に経過を観察する必要があります。そして、私がもう一つ危惧するのは、オステオポール(オステオポア)の かたさによる短期的な皮膚や軟骨への影響です。
オステオポール(オステオポア)はプロテーゼや耳介軟骨よりも非常にかたい素材です。そのため、オステオポール(オステオポア)が数年かけて吸収される前に、皮膚や軟骨に過剰な圧迫が加わって皮膚が血流障害(壊死)を起こす可能性、鼻翼軟骨を変形させる可能性があります(※皮膚が薄いと皮膚方向、皮膚が厚いと軟骨方向へと持続的な圧がかかります)。 
 
今後もPCL素材のものが用いられていくのであれば、皮膚の厚さなどその適応を見極める必要があります。PCL素材を使用した鼻の形成を行う場合は、そのリスクをよく知り、担当医に確認をとるなどして、安易に行うことがないようにしましょう。
 

リスク・副作用・合併症 RISK

鼻尖形成 鼻尖縮小法(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズ・ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など鼻尖の形態異常、鼻孔の変形・左右差、鼻尖と鼻翼の間の溝が強調される、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。

鼻尖形成 鼻尖縮小法(クローズ法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、鼻尖の形態異常(アップノーズ・ ダウンノーズ・ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など)、鼻孔の変形・左右差、傷の哆開(しかい;傷が開く)、鼻尖と鼻翼の間の溝の形成、鼻腔内瘢痕形成(傷が肥厚し目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。

鼻尖形成 耳介軟骨移植術(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、鼻尖の形態異常(アップノーズ・ダウンノーズ・ ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など)、 鼻孔の変形・左右差、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形などが考えられます。また、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。

鼻尖形成 耳介軟骨移植術(クローズ法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズなど鼻尖の形態異常、鼻孔の変形・左右差、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、鼻腔内瘢痕形成(傷が肥厚し目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。また軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形などが考えられます。

鼻尖形成 鼻柱下降(クローズ法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻柱が硬くなる、鼻柱の形態異常、 鼻孔の変形・左右差、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。また軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形、イヤホンがつけられないなどが考えられます。

鼻尖形成 鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズ・ ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など鼻尖の形態異常、 鼻孔の変形・左右差、鼻尖と鼻翼の間の溝が強調される、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。また軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形などが考えられます。

鼻尖形成 鼻尖縮小法+耳介軟骨移植術+鼻柱下降(オープン法)

内出血、腫脹、感染(MRSAなど)、鼻尖が硬くなる、アップノーズ・ダウンノーズ・ ピンチノーズ・パロットノーズ・ポリービーク変形など鼻尖の形態異常、 鼻柱が硬くなる、鼻柱の形態異常、鼻孔の変形・左右差、鼻尖と鼻翼の間の溝が強調される、軟骨の吸収、軟骨の位置異常(ずれ)、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、テープかぶれ、自分が想定していた状態、結果、満足などと異なる可能性があります。また軟骨採取部は耳介後面に傷跡が残る、耳介の感覚鈍磨、疼痛、外耳道の変形、イヤホンがつけられないなどが考えられます。

※掲載料金は目安です。症状や状態により異なる場合があります。
※Before & Afterの画像は参考で、効果や満足度には個人差があります。

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